「実習の事を考えてたら辛くなって泣いてしまいました…」
臨床実習に「不安」はつきものですよね。
単に勉強ができないとかそういう不安より「なんかよくわからないけど不安」なんです。
実習の不安、少しでも軽くできるようにアドバイスできれば幸いです。
実習前に不安で仕方ない心境
臨床実習はとても不安です。
実習参加の前に、先生や友達と話したりもするでしょうけど、何とも言えない不安で押しつぶされそうな学生もたくさんいます。
- 実習はみんなが通る道だと分かってる
- 自分だけが辛いんじゃないと分かってる
- 学校を辞めたいと思った
もちろん、友人と不安を共有したり教員とも相談したりしてるけど、それでも根本的な解決にはなりません。
もちろん、厳しい指導をされたわけでもないですし、理学療法士になりたくない訳でもありません。
この不安は一体何なのか…?
臨床実習の不安の正体と解決法

実習の不安の正体とは?
臨床実習参加前の不安の正体は「予見できない事」です。
どんなことが起こるか、どうすればいいのか分からないから不安なんです。
先が見えない恐怖というのは本当に深刻。
しかも臨床実習で独りぼっちで不合格になる恐れもある上に、患者を治療するという責任もあるのが原因ではないでしょうか。
解決策としては実習先の情報を少しでも多く集める。
これに限ります。
情報が無いから不安になるんです。
- 指導者はどんな人か?
- 患者はどんな人か?
- デイリーノートはどう書くのか?
- 何時に寝れているのか?
- どんなちゅい店があるのか?
そういったものを知っているだけでだいぶ不安は和らぐでしょう。
実習前の不安を解消するには「情報を集める」ことが重要です。
- 指導者は優しい
- 必ず17時には帰れる
- 課題は最小限
- 不可になった学生はいない
- 「この施設は楽しかった」と言ってる先輩方が多い
こういう情報があれば、不安は少なくなると思いませんか?
実習が不安な学生にアドバイス
まず知ってほしいのが、臨床実習は「学生を試したり落とすための物ではない」ということ。
そして、指導者は学生は「できなくて当たり前だ」と思っているということ。
学年1位の成績だろうがビリだろうが所詮は無免許、未経験の学生。
現場レベルから見たらそこまで大差ないです。
自分を大きく見せようとしなくても大丈夫です。
そして、それが原因で落とされることもありません。
「教わりに行ってるんだ」という気持ちでドンと構えていけばいいと思います。
あと不安になりがちなのが勉強についてですね。
- 聞かれて答えられなかったらどうしよう
- 検査がうまくできなかったらどうしよう
こういう不安はどんなに勉強しても付きまといます。
今の臨床実習は臨床参加型研修といい、「見学→模倣→実施」の手順を踏んで実施しています。
まず指導者がやり方を見せ、それを一緒に真似し、徐々に1人でできるようにしていくので検査がキチンとできなくても指導者がしっかりと教えてくれるので心配ないです。
ただし、基本的な勉強や検査練習はしておいたほうがいいですけどね。
不安なら網羅的に勉強し、カンニングペーパーなどを準備しておくとイイかもしれません。
私はMMTのやり方を全部縮小コピーして持ち歩いていました。
そして最後にお伝えしたいのは「学生でなく理学療法士として参加してほしい」ということ。
実習から1年後にはあなたは理学療法士になります。
自分がすでに理学療法士であるというイメージで臨床参加してみてください。
- 学生として受け身になる実習
- PTとして主体的に動く実習
かなり行動が変わってきますし、心の持ちようも変化します。
おすすめです。
実習は本当に成長するチャンスですし、伸びる学生はグッと伸びます。
不安な気持ちも分かりますが、それは患者には関係ありません。
情報収集をしっかりとし、理学療法士として実習参加してみてくださいね!
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