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【臨床実習の挨拶】初日から最終日まで使える好印象を与える「あいさつ」

実習前の準備
  • 実習でつらい思いをしたくない
  • 楽しく過ごしたい
  • 人間関係が不安だ
  • 実習を落としたくない

そんな学生に向けて「実習を楽しんでほしい」と願いを込めたnoteを作成しました。

学校では教えてくれない、実習中の過ごし方を教えます。実習に悩んだらぜひ覗いてみてください。

 

「落ちない実習」試し読み≫

「実習生の声」試し読み≫

 

※当ページのリンクには一部広告が含まれています。

実習は学生にとって大切な時期ですが、たくさんの人とコミュニケーションをとるために挨拶は欠かせません。

実習担当者や、スタッフにどう挨拶したらいいのか悩んでいませんか?

 

  • あいさつに決まりはあるの?
  • あいさつはヒトと場所によって使い分けるの?
  • 実習初日と最終日のあいさつは?

 

挨拶は人間関係・コミュニケーションの始まりですので、学生らしい挨拶を目指していきましょう。

 

学生がする挨拶のコツは3つあり

  1. 笑顔で
  2. ハッキリと
  3. 簡潔に

この3つを意識していけば、「好印象を与える」挨拶ができます。

それだけでかなり有利に実習を進めることができるはずです。

 

臨床実習中の挨拶の例

普段と違う挨拶です

 

それでは、臨床実習中の場面に応じた挨拶の方法を見て行きましょう。

例を挙げていますが、この通りでなくても構いません。

参考程度にどうぞ。

 

臨床実習初日の挨拶の例

実習初日の挨拶は、朝礼の時間などで実習生の挨拶として時間を取ってくれる場合がほとんどです。

実習中の目標を踏まえたうえで、簡潔に済ませると良いでしょう。

 

体験実習の例

おはようございます、本日よりこちらで実習をさせて頂きます。○○大学理学療法学科〇年、○○です。今回の実習で初めて患者様(利用者様)と接することになりますので、積極的にコミュニケーションを図りながら先生方がどのように接しているのかを勉強したいと思っています。よろしくお願いします。〇日間と短い間ですが、精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

評価実習の例

おはようございます、本日よりこちらで実習をさせて頂きます。○○大学理学療法学科〇年、○○です。今回の実習では患者様(利用者様)へ必要とされる評価や検査をさせて頂き、現在の状態を適切に評価できるようになりたいと思います。よろしくお願いします。〇週間と短い間ですが、精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

治療実習の例

おはようございます、本日よりこちらで実習をさせて頂きます。○○大学理学療法学科〇年、○○です。今回の実習では患者様(利用者様)の評価に加え、評価結果に基づく治療プログラムを立案し、実際に実施できるように目標を立てて実習をしていきたいと思います。ろしくお願いします。〇か月間、精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

患者さんに挨拶する時の例

患者に挨拶する際は、学校名は言わなくて大丈夫です。

ハッキリと、大きな声で自分の苗字を伝えてあげてください。

あなたの名前と顔を、実習終了まで覚えておいてもらえるように努力しましょう。

 


【例】

おはようございます、学生の○○です。今日から○○さんを担当させていただきます○○です。よろしくお願いします。


 

名札等がある場合は、しっかり見せてあげてください。

名前はなかなか覚えられない方が多いので、名字だけお伝えするのがスマートかもしれませんね。

 

他部門のスタッフに挨拶する時の例

他部門のスタッフ(医師や看護師など)に挨拶する場合、名字だけにします。名前は必要はありません。

恐らく名前は覚えて貰えないので、顔と身分だけでも憶えて貰えるような挨拶にします。

意気込みとかも不要。

 


実習生の○○(苗字)です。よろしくお願いします。


 

実習最終日の挨拶

実習最終日も朝礼の際に時間を取ってくれるところが多いです。

簡潔に挨拶すべきですが、具体的な内容について話す場面もあるかもしれませんので『今後どのようにしていきたいか』を伝えられるといいと思います。

 


【例】

おはようございます。本日で実習最終日となりました。今回の実習では、学校では学ぶことのできない貴重な体験をさせて頂くことができました。この実習を通じて、理学療法士になりたいという思いがいっそう強くなりました。先生方には丁寧なご指導を頂きました心から感謝いたします。ここで学んだことを忘れず、これからも国家試験に向けて頑張っていきます。実習最終日ですが、最後までよろしくお願いいたします。


 

挨拶はそこまで難しいものではありませんので、明るく、元気に、短くしていきましょう。

 

丁寧な挨拶に向けてお辞儀の角度を知ろう!

 

挨拶にはお辞儀(おじぎ)がつきものです。

でも、深々と頭を下げればいいってもんでもありません。

その場に応じたお辞儀角度を使いこなしていきましょう。

 

【お辞儀の種類】

  1. 会釈
  2. 敬礼
  3. 最敬礼

 

お辞儀の種類はこの3種類があります。

 

会釈を使う例

会釈は廊下などで人とすれ違う時や、患者の部屋に入退室する際に使用します。

お辞儀角度は15度程度と言われ、つま先から2m程度先の地面を見てお辞儀をすれば会釈になるそう。

 

学生が最も使うおじぎで、ペコッと頭を下げて医療従事者とすれ違う時は「お疲れ様です」、患者さんとすれ違う時は「こんにちは」と一声かけるといいですね。

会釈は動作中(歩きながら、臨床しながら)でもできる軽いおじぎです。

 

敬礼を使う例

敬礼は『会釈』『最敬礼』以外の場所で使います。

 

  • おはようございます
  • 有難うございました
  • お疲れさまでした

 

などの用途が一般的で、敬礼は会釈と違い足を止めて使用します

お辞儀角度は30度程度と言われ、つま先から1m程度先の地面を見てお辞儀をすれば敬礼になるそうです。

1日の始まりや終わり、他部署の部屋への入退室の時に活用します。

 

最敬礼を使う例

最敬礼は深い感謝やお詫びの際に使用する最も深いお辞儀です。

 

  • 実習開始・終了後の挨拶
  • ミスをした時の謝罪
  • 心を込めた挨拶の場
  • 感謝の言葉

 

など感情を込めたシーンで使いましょう。

お辞儀角度は45度程度と言われ、つま先から50m程度先の地面を見てお辞儀をすれば最敬礼になるそうです。

 

お辞儀をする際、首のみを下に向けると失礼に当たります。

しっかりと股関節から曲げるように意識しましょうね!

 

挨拶のコツは「笑顔で」「元気に」「簡潔に」

  1. 笑顔で
  2. 元気に
  3. 簡潔に

 

分かっていてもできないものです。

自分では元気に挨拶したつもりでも、周囲のスタッフはそう受け取ってくれないかもしれません。

ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、実習初日は恥も外聞もかなぐり捨ててガンガン挨拶していきましょう。

 

といっても、わざわざ自己紹介をしながら挨拶周りする必要はありません。

すれ違った人に「おはようございます!」と声を掛ければいいだけ。

この時注意して欲しいのが、リハスタッフのみでなく「医者」「看護師」「患者」などすべての人にあいさつするということ。

 

人で判断することなく、誰にでも挨拶してしまいましょう。

もちろん、笑顔を忘れずに。

 

実習先で挨拶をしても無視される場合

実習で挨拶をしても無視する先生もたまにいます。

あまり気分の良いものではないですが、継続して挨拶をしておいた方が無難。

 

返事が無いから挨拶をしないでいると「あの学生は挨拶ができない」と思われてしまう可能性も。

返事をしてもらうために挨拶をするわけではないので、無視されてもとりあえず機械的に挨拶をしておいた方が無難。

 

臨床実習終了後の菓子折りについて

実習のお礼を兼ねて菓子折りを持っていく必要はありません。

学生はあくまで「勉強すること」なので、恩返しは国家試験の合格の報告などですべきです。

 

もし菓子折りを渡すのであれば、その役目は学生であるあなたではなく教員の仕事です。

学生(目下のもの)から物を頂くのは、こちらとしても戸惑います。

絶対にやめてください。

 

実習終了後のお礼状について

実習終了後にお礼状を書く人もいると思います。

お礼状の書き方は以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。

 

理学療法学生必見!臨床実習終了後のお礼状の書き方について
臨床実習が終了したらお礼状を書きますが、その書き方に悩んでいる人も多いです。ここでは、お礼状の正しい書き方と注意点をお伝えしています。

 

 

挨拶は基本的なビジネスマナー!しっかり対策を

挨拶は臨床実習だから必要!というわけではありません。

これからずっと必要になります。

 

挨拶ができない人は仕事ができないといっても過言ではありません。

 

社会人として必要なマナーは数多くありますが、挨拶は最も基本的なモノ。

挨拶ができれば、人間関係に悩んだり恥ずかしい思いをすることが少なくなります。

挨拶以外にもしっかりとビジネスマナーを実習先で学び、社会人として働いても恥ずかしくないようなスキルを身に付けていきましょう。