実習初日は学生にとって大事な日ですよね。
実習担当者や、スタッフにどう挨拶したらいいのか悩んでいませんか?
挨拶は人間関係・コミュニケーションの始まりですので、医療現場らしい挨拶を目指していきましょう。
挨拶のコツは3つあり
- 笑顔で
- ハッキリと
- 簡潔に
この3つを意識していけば、「好印象を与える」挨拶ができます。
それだけでかなり有利に実習を進めることができるはずです。
丁寧な挨拶に向けてお辞儀の角度を知ろう!
挨拶にはお辞儀がつきものです。
でも、深々と頭を下げればいいってもんでもありません。
その場に応じたお辞儀角度を使いこなしていきましょう。
【お辞儀の種類】
- 会釈
- 敬礼
- 最敬礼
お辞儀の種類はこの3種類があります。
会釈を使う例
会釈は廊下などで人とすれ違う時や、部屋に入退室する際に使用します。
お辞儀角度は15度程度と言われ、つま先から2m程度先の地面を見てお辞儀をすれば会釈になるそうです。
敬礼を使う例
敬礼は『会釈』『最敬礼』以外の場所で使うので使用頻度がもっとも多いお辞儀です。
- おはようございます
- 有難うございました
- お疲れさまでした
などの用途が一般的です。
お辞儀角度は30度程度と言われ、つま先から1m程度先の地面を見てお辞儀をすれば敬礼になるそうです。
最敬礼を使う例
最敬礼は深い感謝やお詫びの際に使用する最も深いお辞儀です。
- 実習終了後の挨拶
- ミスをした時の謝罪
- 心を込めた挨拶の場
などのシーンで使いましょう。
お辞儀角度は45度程度と言われ、つま先から50m程度先の地面を見てお辞儀をすれば最敬礼になるそうです。
お辞儀をする際、首のみを下に向けると失礼に当たります。
しっかりと股関節から曲げるように意識しましょうね!
臨床実習中の挨拶の例
それでは、臨床実習中の場面に応じた挨拶の方法を見て行きましょう。
例を挙げていますが、この通りでなくても構いません。
参考程度にどうぞ。
実習初日の挨拶
実習初日の挨拶は、朝礼の時間などで実習生の挨拶として時間を取ってくれる場合がほとんどです。
朝は時間が無いので、簡潔に済ませると良いでしょう。
【例】
おはようございます、本日よりこちらで実習をさせて頂きます○○大学理学療法学科〇年、○○です。よろしくお願いします。
お辞儀は『敬礼』を使用します。
この時、実習目標などを伝える場合がありますので、どんな実習にしたいか言えるようにしておくといいですね。
- この実習では患者様とのコミュニケーションをしっかりと取っていきたいと思っています。
- この実習ではたくさんの方に触れられるようにしていきたいと思います。
- この実習では自分で考え、行動していけるように努力していきたいと思います。
など。
患者さんに挨拶
患者に挨拶する際は、学校名は言わなくて大丈夫です。
ハッキリと、大きな声で伝えてあげてください。
あなたの名前と顔を、実習終了まで覚えておいてもらえるように努力しましょう。
【例】
おはようございます、今日から○○さんを担当させていただきます○○です。よろしくお願いします。
お辞儀は『敬礼』を使用します。
名札等がある場合は、しっかり見せてあげてください。
名前はなかなか覚えられない方が多いので、名字だけお伝えするのがスマートかもしれませんね。
実習最終日の挨拶
実習最終日も朝礼の際に時間を取ってくれるところが多いです。
完結に挨拶すべきですが、具体的な内容について話す場面もあるかもしれませんので『今後どのようにしていきたいか』を伝えられるといいと思います。
【例】
8週間お世話になりました。ここで学んだことを忘れず、これからも国家試験に向けて頑張っていきます。短い間ですがありがとうございました。
ここでは最敬礼を使用します。
挨拶はそこまで難しいものではありませんので、明るく、元気に、短くしていきましょう。
挨拶のコツは「笑顔で」「元気に」「簡潔に」
- 笑顔で
- 元気に
- 簡潔に
分かっていてもできないものです。
自分では元気に挨拶したつもりでも、周囲のスタッフはそう受け取ってくれないかもしれません。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、実習初日は恥も外聞もかなぐり捨ててガンガン挨拶していきましょう。
といっても、わざわざ自己紹介をしながら挨拶周りする必要はありません。
すれ違った人に「おはようございます!」と声を掛ければいいだけ。
この時注意して欲しいのが、リハスタッフのみでなく「医者」「看護師」「患者」などすべての人にあいさつするということ。
人で判断することなく、誰にでも挨拶してしまいましょう。
もちろん、笑顔を忘れずに。
挨拶は基本的なビジネスマナー!しっかり対策を
挨拶は臨床実習だから必要!というわけではありません。
これからずっと必要になります。
挨拶ができない人は仕事ができないといっても過言ではありません。
社会人として必要なマナーは数多くありますが、挨拶は最も基本的なモノ。
挨拶ができれば、人間関係に悩んだり恥ずかしい思いをすることが少なくなります。
挨拶以外にもしっかりとビジネスマナーを実習先で学び、社会人として働いても恥ずかしくないようなスキルを身に付けていきましょう。