【テンプレ】実習でICFを書くときはこの中からチョイス!問題点の上げ方と書き方




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ICFってよくわからないですよね。

 

ICFの構成要素間の相互作用

 

【言葉の定義】
  • 心身機能:身体系の生理的機能(心理的機能を含む)
  • 身体構造:器官、肢体とその構成部分などの、身体の解剖学的部分
  • 活動:課題や行為の個人による遂行
  • 参加:生活・人生場面への関わり
  • 環境因子:人々が生活し,人生を送っている物的・社会的・態度的環境
  • 個人因子:個人の人生や生活の特別な背景

 

学生が何が分からないか?っていうと以下の2点のハズ。

 

  1. ICFのどこに何を当てはめたらいいか分からない
  2. 問題点が浮かばない

 

【ICFのどこに何を当てはめたらいいか分からない】

例えば「老人ホームでの生活」は「環境因子」なのか「参加」なのか分からないとか、「個人因子」に書くべきことが分からないとか。

 

【問題点が浮かばない】

例えば、頸部骨折後だけどADLは全て自立している患者に対する問題点が見つからない。または寝たきりで問題点が多すぎてどれを選べばいいか分からないとか。

 

 

そういった学生の悩みに対して「心身機能・構造にはこれを書くべき!」というのをできるだけ多く羅列します。

その中から、自分が持っている対象者に適してそうなのを選んでいけばいいです。

 

ICFの作成で時間をかけるなんてナンセンス。

大事なのはICFを作った後にどんなリハビリをするか?ですから、ICFで悩むのはこれで終わりにしましょう。

 




実習中のICF対策:「健康状態」にはこれを書く

健康状態には、原因となる疾患や病気、既往歴などを書いていきます。

  • 主病名
  • 障害名
  • 既往歴

など、一般的に健康である状態でないものを書いていきます。

簡単に言えば問題となる病名や障害名を書いていけばいいんです。

 

  • 大腿骨頸部骨折など
  • 脳梗塞など
  • 肩関節周囲炎など
  • 糖尿病
  • 慢性腎不全
  • 白内障
  • イレウス
  • 認知症
  • 構音障害
  • 骨粗しょう症

 

実習中のICF対策:「心身機能・身体構造」にはこれを書く

心身機能、身体構造には機能的な問題点を書けばいいんです。

患者が機能的・構造的・解剖学的に上手くできない事を書いていきます。

もちろん単語でなく文章でもOK。

 

  • 四肢欠損
  • 義足
  • 排尿障害
  • 多汗(夕方に多汗になる)
  • 口渇(常に口の渇きを訴える)
  • 抑うつ
  • 痛み(寝返り時の痛み、階段昇降時の痛み)
  • 関節可動域制限(左下肢が伸びずらい、肩が上がらない)
  • 筋力低下(左下肢の筋力低下、腹筋が弱く起き上がるときに反動を使う)
  • 感覚障害(表在感覚は低下しているが痛み刺激は分かる)
  • 病的反射
  • 難聴
  • 白内障による視力障害
  • 構音障害による弾発性言語
  • コミュニケーション障害

 

実習中のICF対策:「活動」にはこれを書く

活動には、生きる・生活するにあたって必要な活動の制限や状況、できることを書いていきます。

 

  • 移動困難
  • 車いす使用
  • 杖歩行見守り
  • 階段昇降困難
  • 職場まで公共交通機関を利用
  • 車の運転必須
  • 寝返り、起き上がり可能
  • 車いす操作自立
  • 10分の連続歩行可能
  • トイレ動作自立
  • 足の爪が切れない
  • 下着をつけられない
  • 家事動作必須
  • くつのカカトを踏みつける
  • コミュニケーション可能
  • 単語での理解はできる

 

実習中のICF対策:「参加」にはこれを書く

参加には、生活場面への関りについて書いていきます。

学生の多くは、この「参加」がなかなか書けません。

趣味活動もそうですが、日常生活の中でも参加はたくさんあります。

 

  • 買い物に行ける/行けない
  • 身振り手振りでコミュニケーション可能
  • 目線で相手に気持ちを伝えようとする
  • 敬老会に月1度参加する
  • 家事は全て自分でしなければならない
  • 毎朝のラジオ体操が日課
  • 自発的動作なし
  • オリエンテーションにみんなで参加できている
  • おとなしく、強力性あり
  • 食事の時間を理解している
  • 趣味のフットサルに復帰したい

 

実習中のICF対策:「環境因子」にはこれを書く

環境因子は生活を送るための「物理的な環境」です。

ここには認知機能や身体機能は含まれませんが、介助者の認知機能や身体機能は含まれるのがポイントです。

 

  • 車いすのサイズが合っていない
  • 介護保険の申請ができておらず、福祉用具のレンタルができない
  • 自宅はバリアフリーであ
  • 手すりが右側にあれば階段昇降可能だが、家の手すりは左側
  • 杖の高さ調整が自分でできない
  • 限られた環境の中でしか活動できない
  • エレベーターのないマンション5階在住
  • 介助者が高齢
  • 介助者は膝に持病あり
  • 息子が介護に協力的
  • 祖母が周りの目を気にするタイプ
  • 老健の申し込み済み
  • ヘルパーの利用が可能
  • 経済的に厳しい/余裕がある
  • 手すりがあれば移動可能
  • 一人暮らし

 

実習中のICF対策:「個人因子」にはこれを書く

個人因子はその人個人にしかない特徴や問題点を書いていきます。

また、生活上特別な背景などがあれば記載していくと良いですね。

 

  • 氏名(必要なら)
  • 生年月日(必要なら)
  • 年齢(18歳だが完全麻痺、90歳代だがADL自立)
  • 性別(高齢女性など)
  • うつ傾向
  • 内向的な性格
  • 利き手
  • 趣味(週1回の体操教室の参加など)
  • 怒りっぽい
  • 家族と疎遠
  • 飲酒、喫煙する
  • トラックの運転手のため自動車運転必須
  • リハ拒否あり
  • 家族の面会頻度が低い
  • 元医師のため発言に注意
  • 時間に厳しい
  • アレルギーあり
  • こだわりが強い

 

ICFには何を書いても良い

ICFに何を書いたらいいか分からないという学生は多いですが、何を書いてもOKです。

可能な限り上げていき、ゴール設定にとって必要な物だけピックアップしていく使い方が一番分かりやすいと思います。

 

例えば、「プラモデルが趣味」は一見必要なさそうな情報ですが、20歳代の男性で右片麻痺患者だった場合、趣味活動ができないのはマイナスなので「プラモデルが趣味」は重要なエピソードとなります。

また、「歩行困難」は一見重要な情報に見えますが、100歳の女性で病前も車いす生活で家族が介護していた場合、「歩行困難」はさほど重要な問題点ではありませんね。

 

このように、ICFは「その患者にとって本当に問題となるのはどれか?」を探す作業の手助けに使うツールなので、できるだけ多くの問題点(プラスの内容ももちろん書いてOK)を挙げられるようにしましょう。

 

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