臨床実習でよくある「指導者」からの質問内容まとめ!最低限答えたい!

コラム




臨床実習は辛い、怖いといったイメージがあると思います。

その理由の1つが「いろいろな質問にちゃんと答えられるか不安」という悩み。

 

自分が行った評価や治療に対して、適切に答えられないと指導者からマシンガンのような質問攻めが繰り広げられます。

まず、実習に臨むにあたり、指導者からどんな質問が飛んでくるのかを予習しておきましょう。

 

実習指導者から投げかけられる質問とその意図

臨床実習指導者をやって何年か経ちますが、ぼくから学生に質問することも多くあります。

その時のことを思い出し、投げかけることの多い質問をピックアップし、その質問の意図をお伝えします。

たぶんキミたちの実習指導者の質問意図も同じだと思うので、予習がてら読んでいってください。

 

なんでそれをやろうと思ったの?

評価や治療の提案をした時によくされる質問です。

怖いですよね、この質問w

 

学生はこの質問をされると(なにか間違えたかな?)と思って気後れしてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

純粋になぜこれを選択したのか?が気になるんです。

 

例えば、バランス評価としてBBSを学生が選択したとしたら、ほかにもFRTやTUGがあるのになぜBBSを選んだか?という疑問を投げかけているんです。

ただ単にBBSしか知らなかったんであれば「バランス評価はこれしかわかりませんでした」と答えればいいし、ほかに理由があればそれを答えてほしいんです。

 

この結果から何が分かる?

評価や治療で結果が出たときに投げかけられやすい質問です。

理学療法士は、評価→治療→結果→考察を常にしています。

 

評価や治療の結果が出たら、すぐに次の一手を打っていかなければならないので、それを学生に学んでほしいんです。

もし治療時間中であれば、次の一手はすぐに打たなければなりませんし、その辺の考察の週ぱつりょくというのは常に鍛えていかなければなりません。

 

学生は、この治療が終わって効果が出た!よかった!で終わらせず、じゃあ次はどうしたらいいか?を考えるクセをつけてほしいです。

 

それっていいの?悪いの?

ある結果に対する質問です。

ある評価や治療の結果が出た場合、その患者にとって良いのか悪いのかを判断できているかを確認します。

 

例えば、SLR50度しか上がらない患者に対し「それっていいの?悪いの?」と質問します。

 

  • SLRの参考可動域は90度だから悪い?
  • それとも50度でも生活に支障はないから良い?

 

さぁ、あなたはどっちだと思いますか?

 

患者のこと考えてる?

言い回しは違うかもしれませんが、あなたは患者の事を真剣に考えていますか?という質問です。

この質問が出るということは、あなたは患者の事を真剣に考えられていないということです。

 

真剣に考えるtいうのは、患者の今の病態についてではなく、患者の今後について考えられているか?ということ。

 

  1. 退院後はどういった生活をするのか?
  2. そのためにはどんな能力が必要なのか?
  3. その能力を獲得するためにはどんな治療が必要なのか?
  4. その治療をするために必要な評価はなんなのか?

 

これが考えられていないんですね。

患者は病気を治したいんじゃないんです(もちろん治したい気持ちはあると思うけど)

 

家に帰りたいんです。

普通に生活したいんです。

さぁ、あなたはどこまで考えられていますか?

 

質問ある?

最後に最も多い質問です。

僕もよくやるんですが、この質問をする時は学生からの質問が欲しいわけじゃなくて

 

「やばい、一方的に喋りすぎて学生が置いてけぼりかも?ここらで確認の意味を込めて質問あるか聞いておくか。」

 

という意味合いが強いです(ほかの人も同じだと思う)

だから質問ある?という質問に「特にありません」と答えてOKです。

そう答えると「理解したと同じ」と考える指導者も居るかもしれませんが、そうではありません。

 

そもそも1回や2回説明したくらいで理解されたらぼくらが一生懸命試行錯誤してきた成果はなんだったんだ?となりますよね。

「質問ある?」という質問に対して、無理やり質問を出さなくても大丈夫です。

しかし、せっかくの質問チャンスなので、疑問点や分からないことは聞いてみるといいかも。

どんな質問してもいいんじゃないですかね。

 

【例】

  1. ○○さんはどこでそんなことを勉強したんですか?
  2. 学生の頃は1日どれくらい勉強してましたか?
  3. 今12時に寝てるんですけど、もう少し頑張ったほうが良いですか?

 

と、なんでもいいです。

ぼくはそういう学生は好きですね。

 

まとめ:指導者の質問の意図をくみ取ろう

指導者も意地悪でいろいろな質問をしているわけではありません。

どちらかというと、学生がどの程度理解しているのか?学生はどんな考えを持って臨床参加しているのか?これを知りたいと思って質問しています。

 

簡単に言えば学生を評価してるんです。

 

学生は質問内容にビビることなく、自分の考えをハッキリと言えるとイイと思います。

たとえそれが間違っていたとしても、その場で正してもらえばいいんですから。

 

とはいえ、指導者がちょっと怖いのも分かります。

ビビるのはどんな質問が来るか分からないから怖いので、ある程度予測がつけばそんなに怖くないはず。

少しでも参考になれば幸いです。