【デイリーノートの書き方】効率よく臨床実習を楽にする書き方の例




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臨床実習で重要になるのが「デイリーノート」です。

 

「デイリーノートの書き方はよくわからないんだよね」

「デイリーノートに何を書いたらいいか分からない」

 

そんな方も多いのではないでしょうか。

デイリーノートの書き方や活用方法が分からないと、何を書いたらいいか分からないし、どこまで書けばいいのかもわからないですよね。

 

デイリーノートはあくまで自己学習・指導者とのディスカッションをするためのツールなので、そんなに一生懸命やらなくても大丈夫なんです!

 

でもデイリーノートをしっかりと書くことで、実習の経験値が天と地ほどの差が出てきてしまうかもしれません。

 

この記事では

  • 誰でも良いデイリーノートが書ける方法
  • デイリーノートを活用する注意点

をお伝えしていきます。

 

【参考書】

臨床実習に関する情報がてんこ盛りの本です。

学生さんは1度読んでみることをおすすめします!

 




養成校や指導者はデイリーノートで何をしてほしいの?

なぜデイリーノートを書くのか?

デイリーノートを何に使ってほしいのか?という疑問から解決していきましょう。

 

養成校の教員がデイリーノートを課題として課す目的は「1日の振り返りをしてほしい」という願いが込められています。

 

今日の実習で

  1. 疑問に思った事
  2. 上手くいかなかったこと
  3. 調べたこと
  4. 次に繋げたい事

これを自分で振り返り、1日ごとに成長してほしいんです。

 

実習は指導者から学ぶだけでは成功しません。

自分で失敗を見極め、修正する能力を養ってほしい、そういう意味でデイリーノートを推奨しています。

 

そうすることで、指導者とのディスカッションの場が生まれ、よりよい実習になっていくんです。

 

臨床実習で使えるデイリーノートに書くべき項目は?

デイリーノートにはどんな内容を書けばいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

実際にどんな内容を書くかは実習先や養成校によって異なりますが、私個人ではこのように書くように指導しています。

 


【デイリーノートに書く項目】

  1. その日学んだこと
  2. 疑問に思ったこと/質問されたこと
  3. 実際に調べてきたこと
  4. 質問、感想、反省点
  5. 明日の行動目標

 

これらが書かれているとディスカッションしやすいですし、学生が何を考えているかを把握しやすくなります。

特に翌日の行動目標は重要で「BBSを取りたい」「屋外歩行をしたい」と書かれていればそれに合ったオリエンテーションをすることが出来ます。

 

こうすることでコミュニケーションも生まれ、実習がかなり楽になると感じることが出来ます。

 

間違えていけないのは、デイリーノートは「カルテではない」「レポートではない」ということ。

あくまで学生の為に実施するものであるので強制ではありません。

 

不要なら別にやらなくてもいいんですよ。

でもやるメリットの方が多いからやったほうが絶対に良いんですけどね。

 

デイリーノートの効率的に書く3つのポイント

デイリーノートの書き方で抑えておきたい3つのポイント

  1. 疑問点を書く
  2. 自分なりの考えを書く
  3. 結論と行動目標を書く

これらを書くとデイリーノートとしての完成度が増します。

 

例えば大腿骨転子部骨折の患者に対し


  1. 股関節を外転すると痛むのはなぜか?(疑問)
  2. ROM-exで20度までは痛みが出ないから運動はここまでにしたほうがよさそう(自分なりの考え)
  3. 外転20度までの自動運動を実施したい(結果)

というような流れで書いていくといいでしょう。

 

デイリーノートの書き方の形式(SOAP)

デイリーノートの書き方に決まりはなく、学生が書きやすい形式であれば、SOAPでも箇条書きでも絵を挿入してもかまいません。

【SOAPの書き方】理学療法士の学生が臨床実習ですぐに使える方法
SOAPの書きかたで悩んでいる人必見!臨床担当が実際に学生に指導している内容をそのまま記事にしました。SOAPで書くのに、そんなに悩む必要はないんですよ

 

もし養成校で書き方の指定があれば、それにならって書いていきましょう。

基本的なデイリーノートの書き方は以下のようになります。

 


  1. 時系列順に学んだこと
  2. ピックアップした学習
  3. 明日やりたいこと

 

【デイリーノートの原本:例】

デイリーノートの書式の例

 

この形式に「SOAP」で先ほどの骨折患者の内容を書き起こしてみましょう。


  1. 股関節を外転すると痛むのはなぜか?(疑問)
  2. ROM-exで20度までは痛みが出ないから運動はここまでにしたほうがよさそう(自分なりの考え)
  3. 外転20度までの自動運動を実施したい(結果)

をデイリーノートにするとこのようになります。

 

【デイリーノートの記載:例】

デイリーノートの記載の例

 

形式は様々ですが、この順で記載していけば比較的わかりやすいデイリーノートに仕上がると思います。

 

デイリーノートはパソコンで書く場合があると思いますが、インターネットの情報や他人のアセスメントなど信頼性に欠けるものが多いのでコピーしないようにしましょう。

以前、丸ごとコピーしてきた学生がいて学校に連れ戻されていましたから・・・。

 

デイリーノートを作成する時によくある質問

デイリーノートを作成する時に学生さんからいくつか質問されることがあります。

ここでお答えしておきますので、ご参考にどうぞ。

 

デイリーノートを書く量はどれくらいがいいですか?

A4用紙(または指定されたノート)1枚程度で十分です。

2枚も3枚も書く必要はありませんし、デイリーノートを書くだけで体力を消耗するのはもったいないです。

  1. その日学んだこと
  2. 疑問に思ったこと/質問されたこと
  3. 実際に調べてきたこと
  4. 質問、感想、反省点
  5. 明日の行動目標

これらが3~4行程度書かれていれば十分ではないでしょうか。

もちろん、日によってボリュームが変化すると思います。

対象患者を受け持った時は、3.実際に調べてきたことが10行くらいになることだってあります。

 

要は無理して長い文章を書かなくてもいいよ、ってことですね。

 

デイリーノートはパソコンで作ってもいいですか?

エイリーノートはパソコンでも手書きでもどちらでも結構です。

ただし、シャーペンや鉛筆よりボールペンのほうがいいですね。

 

仕事を始めると公文書が多くなり、失敗できない(修正テープを使用できない)書類が数多く存在します。

学生のうちから「失敗できない状況」になれておくとイイですね。

 

ちなみに私は学校の授業は全てボールペンで書いていました。

消しゴムはテストの時しか使ったことがありません。

 

デイリーノートはいつ出せばいいですか?

基本的に朝出してください。

朝出さないと、キミの行動目標を見ることが出来ません。

 

ただ朝は指導者も忙しいので話しかけにくいかもしれませんね。

そういう場合は、提出場所を聞いておきましょう。

指導者の机に、朝来たらポンとだせれば、朝から話しかけるタイミングを伺ってドキドキする必要はなくなります。

 

デイリーノートを昼休み中に書いてもいいですか?

デイリーノートは昼休みに書いてもOKです。

ただノート自体は提出されていると思うので、別の紙に書いておくか、パソコンを持ち込めるならパソコンで作業してもいいと思います。

もちろん、指導者の許可を取ってくださいね。

 

調べ物が多すぎてまとまりませんでした

臨床実習中は調べ物が多くなりがち。

そんな時は、デイリーノートにまとめずに要点だけ書いておくとイイです。

『パーキンソン病5兆候→病理学P245』のように、書いてある文献とページ数だけ載せてもいいと思います。

 

ある学生は文献をコピーして重要点にアンダーラインを引いてデイリーノートに挟んでいました。

使い方は自由なので、なるべく手間がかからないようにしましょう。

デイリーノートは割れ絵割れが評価するモノでなく、自分自身を高めるために使うものですからね。

 

デイリーノートのおすすめの書き方はありますか?

デイリーノートのおすすめの使い方は、評価と考察をデイリーノートで進めてしまう使い方です。

デイリーノートは「カルテではない」「レポートではない」と言いましたが、デイリーノートで評価結果と考察を毎日まとめてしまえばレジュメ作成の際はデイリーノートをコピペするだけで済みます。

 

こうして効率化を図っていくのはおすすめです。

 

デイリーノートを作る際の注意点はありますか?

デイリーノートを作る際の注意点は

  1. 誰の為に作っているのかを考える
  2. そこまで頑張らなくていい
  3. 最初から頑張りすぎない
  4. プリンターのインク切れに注意する
  5. 忘れたら「忘れました」と言う

この5つです。

 

デイリーノートでキミの評価が上下することはありません。

あくまで自己研磨とディスカッションの道具なので、頑張りすぎず、忘れたら嘘をつかず素直に「忘れました」で済む話ですから。

 

臨床実習での正しいデイリーノートの使い方

デイリーノートはコミュニケーションツールです。

学生の考えを書き、それを読んだ指導者がアドバイスをくれます。

 

ここで間違えていけないのは「自分の考えが間違っていた!」と感じ、指導者の考えに乗っかることや、自分を否定してしまう事。

あくまで指導者は自分の考えをのべただけなので、それが正しいかどうかははわかりません。

参考程度にしていきましょう。

 

場合によっては「エビデンス」が重要になるので、対象疾患に対する「日本理学療法士協会」が推薦するエビデンスレベルを確認してもいいかもしれませんね。

疾患別エビデンスのある評価・治療法>>>

 

また、デイリーノートに疑問点や不明点を記載するのもいいです。

 


  • ○○がわかりませんでした
  • もういちど○○を教えてください

 

などと記載してください。

フィードバックの最後に「何か質問ありますか?」と聞かれてパッと質問できる学生は少ないはずです。

 

家に帰ってからきづく疑問もあるでしょう。

そういった場合、デイリーノートを活用してくれるといいですね。

 

デイリーノートの内容で実習の合否が決まることはまずありえません。

デイリーノートは自己学習のためにやると思って書いていくといいですよ。

 

臨床実習中のデイリーノートの取り扱いの注意点

デイリーノートはチェックリストと違って、個人情報が多く含まれています。

紛失には十分注意しなければなりませんし、簡単に中身がみえてしまっても困ります。

 


【こんな保管はNG】

  • クリアファイルに挟んで提出
  • バインダーに挟んで提出
  • ファイルに挟んだが表面に学生の名前が無い

 

クリアファイルにデイリーノートを保管するのは中身が丸見えになってしまうので論外。

バインダーも2つ折りのものであればいいのですが、単にはさむだけのものでは安全性に欠けます。

このような折り畳み式のバインダーをご用意ください。

 

※画像は一例です。画像をクリックでたくさんの商品を見ることができます。

 

また、しっかりとファイルに挟んでも学校名や名前が記載してなければ意味がありません。

万が一落とした場合、誰が落としたのかわからず中を見られてしまいます。

ファイルの表と裏に大きく誰の物かを明記しておきましょう。

 


  1. 学校名
  2. 学科
  3. 名前

 

以上をしっかりと記載しておけば、万が一落としたときに安心です。

 

まとめ:チェックリストとデイリーノートを活用してよりよい臨床実習を!

チェックリストもデイリーノートも正しく使えばとてもよいツールになります。

 

ただし、使い方を間違えたり、面倒くさがって適当にしてしまうと意味の無いものになってしまいます。

その場合、提出しないほうがまだマシですね。

デイリーノートは学生の実習に対するやる気や姿勢がモロに出てくるので、適当に済まそうとする学生は一発でバレますし、学校の教員にも報告は行っていると思ってください。

 

チェックリストのチェックを増やさなきゃ!
デイリーノートにいいこと書かなきゃ!

 

と考えがちですが、そうではありません。

デイリーノートはレポートではないので、あなたの考えをしっかり書き記すことが重要になります。

 

それを見て、指導者はディスカッションに活用したり、あなたの考えを知ることができるのでデイリーノートの内容が正しいか間違っているかは二の次です。

しっかりと自分のスキルを客観的に把握したり、自分の考えを明確にするために活用していきましょう!

 

なにか指導者から言われても、それは「否定」ではありません。

臨床経験のある指導者からの「アドバイス」としてとらえ、どんどん成長していきましょう!

 

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