理学療法士国家試験まであと1週間…
模試の結果などから、ある程度余裕のある方や、かなり焦っている方も居ると思います。
僕も理学療法学生の最終学年が人生で1番ツラかったと同時に、人生で一番努力した時期でもあります。
国家試験まで残り1週間でも点数が伸びる勉強方法や、合格に向けた過ごし方などを紹介していきます。
試験まで体調を崩さず、あきらめず、一生懸命勉強してください。
国家試験1週間前におすすめの勉強方法
グループワークを行う
僕がいちばんおすすめするのはグループワークです。
少人数で集まり、勉強会を毎日するんです。
毎日学校の図書室や教室に仲間が集まり5人くらいのグループで勉強するんです。
グループワークのメリットは、何と言っても情報交換ができるということ。
例えば過去問をみんなで一斉に解いたとして、自分の解答速度は速いのか、遅いのか。点数はグループの中で何番目くらいなのかを知ることが出来ます。
1人での勉強では気づけなかった自分の弱点が見つかるのでおすすめです。
また、その情報交換の中で独学では勉強していなかった知識を持っている友人が絶対にいます。
友人から得た情報を元に、さらに深い知識を蓄えていけるのも魅力。
分からない問題があれば、友人から教えて貰うこともできますしね。
先生に教えて貰うと訳わからん内容でも、友人から教えて貰うと理解できるから不思議ですよね。
そして何と言っても最大の魅力は、自分のアウトプットの場になるということ。
問題が本当理解できたかどうかは、誰かに説明できるかどうかで判断できます。
自分が上手く説明できない部分は、きちんと理解できていない証拠。
また、相手に分かりやすく説明する場というのは記憶の定着にもつながります。
ぜひグループを作って勉強をしてみてください。
流れは以下のようにするといいですよ。
- 過去問を100問60分で解く
- 答え合わせ
- 間違っていた問題を、正答者が解説する
この繰り返しです。
僕はこれを毎日、600問ずつ繰り返していました。
おかげで合格できましたし、そのグループのメンバーも全員合格しています。
よく出る問題を繰り返す
国家試験の過去問や参考書を繰り返しやっていると、よく出る問題の傾向が分かってきます。
国家試験は基本的に、このよく出る問題を全て正解すれば受かります。
国家試験直前になって新しい問題集を解いたり、難問や5年に1回くらいしか出ない問題を理解しようとするのは時間の無駄。
基本的な問題を繰り返しマスターすることが合格へ繋がります。
何度も解いた問題だと思いますが、やりすぎて困ることはありません。
目安としては5年分の過去問(1000問)で900問以上正答することができれば良いと思います。
1つの問題集を繰り返す
理学療法士の勉強には、いくらやっても不安はなくなりません。
一度不安に陥ると、自分の事が信じられなくなって悲しくなってきます。
そんな人でも、合格にたどり着くためには「諦めない」ということが本当に大事になってきます。
何度も過去問を解いているのに、いつも同じ問題で間違えてしまう場合でもそこで自暴自棄にならず、コツコツと続けるしかないんです。
問題集がたくさんあって、どれがいいか悩んでいる人はとにかくクエスチョン・バンクだけやってみてください。
国試直前なので、1点集中で攻めましょう。
国試は高得点を狙う必要はありません。
250点で合格した人も168点ギリギリで合格した人も同じ合格です。
周りの人なんか関係ない、168点取れればOKなんだから。
国試直前になると新しいことを覚えるのは無理と判断し、今の実力の底上げを図っていくべきです。
勉強は毎日やる
国家試験対策でとっても重要なことは「メリハリをつける」「毎日やる」この2つです。
国試前にはクリスマスや正月、節分、バレンタインなどイベントが沢山あります。
イベントを楽しむなとは言いません。
でも毎日必ず勉強は継続してください。
合格してしまえば、当時勉強で苦労していた時のことはほとんど忘れてしまいます。
そして、なんであんなに苦しんでいたのか?と不思議な気持ちになります。
実習も同じ。
今の努力や苦しみ、不安は合格さえすれば、全て「良い思い出」に代わります。
今の辛い状況を、良い思い出に変えるには今の努力を怠ってはいけないんです。
国家試験直前におすすめの過ごし方
体調管理と早寝早起きをする
国家試験で一番大切なのは、健康な状態で試験に臨むことです。
国試直前になったら、何日後かの国家試験を見据えて体調管理に力を入れていきましょう。
今までの勉強で夜型人間になっているはず。
でも国家試験は朝9時から始まります。
朝9時に万全の状態に持っていけるように、朝型の人間になっていく必要があります。
23時に寝て6時に起きるくらいの日常を取り戻していきましょう。
そうしないと国試前日の夜になかなか眠れないで寝不足のまま試験に突入・・・なんてことになりかねません。
絶対に体調を崩さないようにしたいですね。
絶対に受かると信じて過ごす
国家試験は80~90%の合格率です。
受験者は1万人くらいなので、1000~2000人は落ちちゃうんですよね。
でもその中に自分は絶対に入らない、絶対に合格できると思いながら生活をするのは重要です。
そもそも試験に臨むときの気合いが違うと、勉強の身のいりも違ってきます。
「どうせダメだろう」と思って勉強をするより「絶対に大丈夫だ」と思いながら勉強するほうが絶対に良い点数が取れます。
成績が下の方でも諦めない
国家試験の合否に、学校での成績は全く関係ありません。
だって168点以上取れれば合格ですから。
いくら追試が多くても、それが原因で国試を落とされるなんてことは無いんですよね。
これまでの定期試験や実習を経験してきているなら、自分が思っている以上に知識は身についています。
学校の成績が悪いからって諦めないでくださいね。
国試直前にやってはいけないこと
新しい参考書や模試を受けるのはダメ
国試直前に新しい参考書を開いたり、新たな模試を受けるのはダメです。
国試の過去問が全て満点で、やることが無いような人なら良いかもしれませんけどね。
国試直前になって新しい模試をやって50点くらいだったら絶望しませんか?
新しい参考書を開いて全く知らない内容が出てきたら不安になりませんか?
わざわざそんなことしなくても、過去問と1つの参考書をしっかり解いていれば合格できます。
周りに流されるのはダメ
いろいろ失敗してしまう人は「周りに流されやすい」人が多いです。
これいいよ!と言われた方法や問題集があなたにぴったりだとは限りません。
人のいう事に惑わされてアレコレやる人は成功しません。
まずは1つだけに全力で取り組んでいくべき。
だからネットでも国試直前の過ごし方という記事がたくさんありますが、全てを参考にするのでなく1つのサイトの記事を参考にしてくださいね。
どのサイトでも「グループワークをしろ」「1つの参考書をやり込め」と言ってると思います。
さいごに:国試は絶対受かる
国試は受かります。
3年間、4年間真面目に勉強してきた人は必ず受かります。
本番では名前と受験番号の記載をしっかりとし、見直しを確実に行いましょう。
マークシートもきちんと塗られているか確認し、消しゴムの跡が無いかも見てください。
4月からは理学療法士です。
これからは同じ職種としてよろしくお願いいたします。