この記事は
クエスチョン・バンク理学療法士・作業療法士国家試験問題解説 2022共通問題 / 医療情報科学研究所
クエスチョン・バンク 理学療法士 国家試験問題解説 2021 専門問題
の活用法についてお話します。
※7月28日現在、クエスチョンバンクの2022年版は共通問題しか出版されていません。専門問題の出版はもう少し後なので、2021年版を紹介しています。2021年版でも十分な効果を発揮します。
クエスチョンバンクの良い所や、この参考書では補えていない補足情報などをお伝えします。
クエスチョンバンクがおすすめできる理由
- 理学療法士学生が最も活用している参考書である
- 出版社が医学情報に強い
- 内容がわかりやすい
- イラストが豊富
内容は非常に充実しており、参考書としては十分なものなので非常におすすめです。
しかし、クエスチョンバンクにも問題点があります。
クエスチョンバンクを使えば国試はOK!ではなく、クエスチョンバンクではカバーしきれないポイントも抑えておきましょう。
クエスチョンバンクの活用方法
クエスチョンバンクには内容が非常に充実しているのですが、その活用法はちょっと独特です。
【クエスチョンバンクの特徴】
- 内容は充実しているが…
- 過去問や実力テストが載っていない
- 書き込むスペースが少ない
この特徴を知っておかないと、クエスチョンバンクを買っても無駄になってしまうのできちんと押さえておきましょう。
過去問の問題が載っていない
クエスチョンバンクには過去問が載っていません。
本来、国家試験は過去問をどんどん解いていくのが最も効率的なのですが、クエスチョンバンクには過去問が無いので、クエスチョンバンクで得た知識を試す機会がないんです。
だからクエスチョンバンクを読んだり、内容を把握しているだけでは国家試験の問題に慣れることができないので、もしかしたら不利になるかもしれません。
対策として、他にもう1つ、きちんと過去問を解くための参考書があるといいです。
おすすめはこちら
このテキストは問題のみが載っていて、解説はありません。
そのぶんページ数は少なめ(129P)なので持ち運びもしやすい!
理学療法士・作業療法士国家試験過去問題集共通問題10年分 第45回~第54回 2020年版 /電気書院/電気書院編集部
で解きまくって、分からない問題を
クエスチョン・バンク理学療法士・作業療法士国家試験問題解説 共通問題 2020 第12版/メディックメディア/医療情報科学研究所
で調べる、という戦い方が一番いいかもしれませんね。
書き込むスペースが少ない
クエスチョンバンクには文字はもちろん、イラストも豊富です。
その変わり、参考書に書き込むスペースがないのがちょっとした問題ですね。
いくらクエスチョンバンクでも、その内容を全て網羅しているわけではありません。
なのでちょっとした補足情報や、さらに深く調べた内容を書き込みたい!と思っても、クエスチョンバンクにはその書き込みができません。
対策として、付箋を貼ったり別に国家試験対策ノートとして補足情報用のノートを作成するのがいいですね。
僕は国試対策用のノートとしてルーズリーフに書き込み、勉強していました。
脳→神経→内分泌→筋・骨格→内科→整形というような順でまとめていくことで、勉強もかなり捗ります。
実家にノートがまだ眠っていればサンプルを出したいと思います。
まとめ:クエスチョンバンクだけでは不足しがち
クエスチョンバンク1冊で国家試験に立ち向かおうとすると合格する確率はそこまで高くなりません。
クエスチョンバンクは問題がないので、国試対策としてはちょっと弱いんですよね。
これとは別に、問題を解きまくれる参考書を用意し、そこで不明点が出たらクエスチョンバンクで掘り下げるといった使い方がベストだと感じます。
とはいえクエスチョンバンクは本当にわかりやすいですからね。
国家試験専用の教科書と言える内容なので、ぜひ使ってみてください。
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