※注意喚起
この記事はあるサイトに転記(許可なくコピペ)されています。この記事がオリジナルです。
第58回の理学療法士国家試験の合格率や難易度を、今までのデータをもとに予想していきます。
第58回国家試験日は令和5年2月19日(日曜日)
試験地は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県。
以下のHPで確認できます。
第57回の国家試験の予想はこちら。第57回:理学療法士国家試験の合格率予想は?難易度・合格率をデータから導き出してみた | PTSのための臨床実習・国家試験対策ノート (ptkimura.com)
おしくも的中しませんでしたが、参考がてらどうぞ。
第58回理学療法士 国家試験の合格点は?
理学療法士の国家試験の合格点は168点以上です。
そのうち、実地問題の得点が43点以上であるものが合格となります。
第58回:理学療法士国家試験の合格率予想
予想合格率:83%くらい
予想難易度:ふつう~やや簡単
第58回の理学療法士国家試験の合格率は83%くらいと予想します。
去年より合格率は良いと予想します。
国家試験の結果
厚生労働省は令和5年3月23日(木曜日)午後2時に第58回理学療法士国家試験の合格者を発表します。
その結果がここに記載されますので、合格発表後もまた見に来てください。
予想と比べてどうだったのか?答え合わせ致します。
- 受験者数:12948人
- 合格者数:11312人
- 合格率:87.4%
今回の合格率は87.4%でした。
予想は83%だったので、それを上回ってきた結果となります。
今回の理学療法士国家試験の合格率は、比較的高かったと言えます。
第58回理学療法士国家試験の合格基準
第58回の合格基準を掲載します。
実際に解答速報が出ると、不適切問題等で合格点は変化します。
ちなみに、去年(第57回)の合格点は以下の通り。
- 総得点:164/272点以上
- 実地問題:40/114点以上
【配点】
- 一般問題(158点満点)1問1点
- 実地問題が(114点満点)1問3点
不適切問題が多く出ました。
実地問題で2問、一般問題で2問出たようです。
これで合否が別れた方もいるかもしれません。
理学療法士国家試験の合格率予想の根拠
過去の国家試験の合格率は以下の通りです。
【理学療法士国家試験の合格率の推移】
- 第57回:79.6%
- 第56回:79.0%
- 第55回:86.4%
- 第54回:85.8%
- 第53回:81.4%
- 第52回:90.3%
- 第51回:74.1%
- 第50回:82.7%
厚生労働省は理学療法士の人数を絞り、「合格率85%程度」を目指しています。
第56回・57回で合格率はやや低めの80%程度の問題を出しているので、第58回はもう少し合格率を上げたいと考えているはず。
国家試験は5年ごとに難しくなる
国家試験は5年ごとに改革を行い、2年前の第56回はその年でした。
実際に第51回は74.1%、10年前の第46回は74.3%となっています。
それに習い、第56回の国家試験も79%で、去年の予想は大的中しています。
しかし、今回の第58回は比較的簡単になる印象です。
難しくなった第46回(74.3%)の次の年(第47回)は82.4%、第51回(74.1%)の次の年(第52回)は90.3%と大きく数字を伸ばしています。
つまり、本来なら第56回(79%)は難しかったので、次の年である今年の第57回の合格率は比較的高いはず…だったのですが、ふたを開けてみれば79.6%とかなり低い数字でした。
この結果を受けて、厚生労働省は何を思ったのかが気になります。
このままいくのか、もう少し合格率を上げたいのか。
難しかった年の翌年の合格率は上がる
合格率が80%を割り込んだ第46回、第51回の翌年の合格率はグッと上がっています。
第47回が82.4%、第52回は驚異の90.3%です。
第56回は79.0%だったので、第57回は合格率がグッと上がると思われたのですが、まさかの惨敗。
こんなことは初めてなのですが、やっぱり厚生労働省はもう少し合格率を上げたいと考えると思います。
ただし、90%以上の合格率は厚生労働省も出したくないはず。
人数が多すぎますからね、例年通り85%くらいに調整したいけど、コロナ等で学生の学力低下が疑われます。
結果的に80~85%の真ん中くらいに落ち着くのではないかと思われます。
それが合格率83%の根拠です。
悩んでも仕方ない、勉強の方法はコロナ前と変わりません
いまコロナの影響で学校に行けてない方や、勉強や実習が遅れている方もいると思います。
そんな中、国家試験の話をされても困りますよね。
- 何を勉強したらいいか分からない
- どれから始めればいいか分からない
- 相談できる相手がいない
そんな悩みがあると思います。
でも、国家試験対策でやることって今も昔も変わりません。
- 過去問5年分を解いていく
- 間違えやすい傾向を知り、そこを勉強していく
- 国試対策の模擬テストを勉強していく
これに限ります。
悩んだらまずこの3つのステップのうち、とにかく1)過去問5年分をしっかりとやっていくべきです。
▽詳しい勉強の方法はこちら▽
第58回:理学療法士国家試験の出題範囲
- 一般問題(160問)
- 専門問題(40問)
- 解剖学
- 生理学
- 運動学
- 病理学概論
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)
- 臨床医学大要(人間発達学を含む。)
- 理学療法
- 運動学
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学
- 臨床医学大要(人間発達学を含む。)
- 理学療法
詳しい出題範囲の内容はこちらをどうぞ
更に今後の理学療法士の仕事を見据えてなのか「地域リハビリ」「介護保険」「基礎分野」に重点を置かれる傾向にあります。
特に基礎分野は加点しやすいので絶対に落とさないようにしたいですね。
第58回の国家試験は「難しい」と思って臨もう
第58回の理学療法士国家試験の合格率予想は高めですが、あくまで予想。
基本的に国試は難しいです。
「国家試験」ですから簡単なわけないですよね。
今回の予想は83%と予想しましたが、もし予想が外れて70%くらいになる可能性も十分に考えられます。
でもそんなの関係ないんです。
168点以上取ってキミが合格さえしてくれれば。
仮に合格率が70%くらいだったとしても、私の予想を信じて必死に勉強したキミは合格して笑うでしょう。
国家試験は必ず誰かが落ちます。
そう考えると、勉強しすぎて悪いことなんてないと思いませんか?
4年間、または3年間の集大成です。
全力で悔いのないように望むべきだと思います。
国家試験の勉強についてはこちらからどうぞ