第57回の理学療法士国家試験の合格率や難易度を、今までのデータをもとに予想していきます。
第57回国家試験=令和4年2月または2022年2月に実施される理学療法士国家試験の事を指します。
試験日は令和4年2月20日(日曜日)
試験地は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県。
以下のHPで確認できます。
第56回の国家試験の予想はこちら。【第56回は超ムズ】今年の理学療法士国家試験は合格率70%台もあり得る予想 | 花坂かPTS (ptkimura.com)
的中しているので参考がてらどうぞ。
第57回理学療法士 国家試験の合格点は?
理学療法士の国家試験の合格点は168点以上です。
そのうち、実地問題の得点が43点以上であるものが合格となります。
第57回:理学療法士国家試験の合格率予想
予想合格率:88%くらい
予想難易度:ふつう~かんたん
第57回の理学療法士国家試験の合格率は88%くらいと予想します。
去年より合格率は良いと予想します。
【3/24追記】国家試験の結果
厚生労働省は23日、第57回理学療法士国家試験の合格者を発表しました。
その結果、第57回理学療法士国家試験の合格率は79.6%で、第56回よりも0.6%上がったとのこと。
予想より合格率は低かったみたいですね。
難しかったですか?
今回の予想は外れました、すみません。
なぜこのような結果になったのか、更なる検証が必要ですね。
- 受験者数:1万2,685人
- 合格者数:1万96人
- 前年比:+662人
【3/24追記】第57回理学療法士国家試験の合格基準
第57回の合格基準は以下の通り。
- 総得点:164/272点以上
- 実地問題:40/114点以上
【配点】
- 一般問題(158点満点)1問1点
- 実地問題が(114点満点)1問3点
不適切問題が多く出ました。
実地問題で2問、一般問題で2問出たようです。
これで合否が別れた方もいるかもしれません。
理学療法士国家試験の合格率予想の根拠
過去の国家試験の合格率は以下の通りです。
【理学療法士国家試験の合格率の推移】
- 第56回:79.0%
- 第55回:86.4%
- 第54回:85.8%
- 第53回:81.4%
- 第52回:90.3%
- 第51回:74.1%
- 第50回:82.7%
近年では厚生労働省が目指す「合格率85%程度」で推移していましたが、第56回では2016年(第51回)以来5年ぶりに80%を割りました。
国家試験は5年ごとに難しくなる
国家試験は5年ごとに改革を行い、去年の第56回はその年でした。
実際に第51回は74.1%、10年前の第46回は74.3%となっています。
それに習い、第56回の国家試験も79%で、去年の予想は大的中しています。
しかし、今回の第57回は比較的簡単になる印象です。
現に難しくなった第46回(74.3%)の次の年(第47回)は82.4%、第51回(74.1%)の次の年(第52回)は90.3%と大きく数字を伸ばしています。
つまり、第56回(79%)は難しかったので、次の年である今年の第57回の合格率は比較的高いと予想できます。
難しかった年の翌年の合格率は上がる
合格率が80%を割り込んだ第46回、第51回の翌年の合格率はグッと上がっています。
第47回が82.4%、第52回は驚異の90.3%です。
去年は79.0%だったので、今年も合格率がグッと上がると思われます。
ただし、90%以上の合格率は厚生労働省も出したくないはず。
人数が多すぎますからね、例年通り85%くらいに調整したいけど合格率が低すぎても困る。
結果的に85~90%の真ん中くらいに落ち着くのではないかと思われます。
それが合格率88%の根拠です。
悩んでも仕方ない、勉強の方法はコロナ前と変わりません
いまコロナの影響で学校に行けてない方や、勉強や実習が遅れている方もいると思います。
そんな中、国家試験の話をされても困りますよね。
- 何を勉強したらいいか分からない
- どれから始めればいいか分からない
- 相談できる相手がいない
そんな悩みがあると思います。
でも、国家試験対策でやることって今も昔も変わりません。
- 過去問5年分を解いていく
- 間違えやすい傾向を知り、そこを勉強していく
- 国試対策の模擬テストを勉強していく
これに限ります。
悩んだらまずこの3つのステップのうち、とにかく1)過去問5年分をしっかりとやっていくべきです。
▽詳しい勉強の方法はこちら▽
第57回:理学療法士国家試験の出題範囲
- 一般問題(160問)
- 専門問題(40問)
- 解剖学
- 生理学
- 運動学
- 病理学概論
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)
- 臨床医学大要(人間発達学を含む。)
- 理学療法
- 運動学
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学
- 臨床医学大要(人間発達学を含む。)
- 理学療法
詳しい出題範囲の内容はこちらをどうぞ
更に今後の理学療法士の仕事を見据えてなのか「地域リハビリ」「介護保険」「基礎分野」に重点を置かれる傾向にあります。
特に基礎分野は加点しやすいので絶対に落とさないようにしたいですね。
第57回の国家試験は「難しい」と思って臨もう
第57回の理学療法士国家試験の合格率予想は高めですが、あくまで予想。
基本的に国試は難しいです。
「国家試験」ですから簡単なわけないですよね。
今回の予想は88%と予想しましたが、もし予想が外れて70%くらいになる可能性も十分に考えられます。
でもそんなの関係ないんです。
168点以上取ってキミが合格さえしてくれれば。
仮に合格率が70%くらいだったとしても、私の予想を信じて必死に勉強したキミは合格して笑うでしょう。
国家試験は必ず誰かが落ちます。
そう考えると、勉強しすぎて悪いことなんてないと思いませんか?
4年間、または3年間の集大成です。
全力で悔いのないように望むべきだと思います。
国家試験の勉強についてはこちらからどうぞ